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リハビリテーション部
rehabilitation

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モットーおよび業務内容

私たちは、いかなるときも思いやりを忘れず(仁)、標準的な医療サービスを提供するための技術の研鑽を怠らず(技)、礼節を持って患者様にあたる(礼)、というモットー『仁(ジン)、技(ギ)、礼(レイ)』を大切にしながら、病気やケガによって何かしらの障害を心ならずも持ってしまった患者様に関わらせていただいています。

リハビリテーション部には40数名のリハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が在籍し、400㎡の広々とした1F訓練室と、豊かな自然に恵まれた宮若市が一望できる4Fにある120㎡の訓練室の2つの恵まれた環境があり、また患者様へのオーダーメイドのリハビリテーションが提供できるよう様々な設備や機材を取り揃えております。

また、地域医療の一端を担うという当院に課せられた責務をリハビリテーションの観点から果たすべく、病院部門(急性期、回復期、療養期、外来)だけでなく、在宅支援部門(山桜デイサービス、みやわか訪問看護ステーション(リハビリテーション))にも業務を展開し、様々なステージの患者様や利用者様のニーズに対応できるようにしています。

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)

職種について

理学療法士(Physical Therapist: PT)

運動機能の維持・改善を目的に、関節可動域練習、筋力強化練習、寝返り・起き上がり・起立などの基本動作練習、屋内または屋外での歩行練習などを行い、基本的動作能力の回復に努めます。

作業療法士(Occupational Therapist: OT)

関節可動域練習、筋力強化練習、寝返り・起き上がり・起立などの基本動作練習や対象となる方々にとって目的や価値を持つ作業(日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など、人が営む生活行為と、それを行うのに必要な心身の活動)に焦点を当てた治療、指導、援助を行います。

言語聴覚士(Speech Language Hearing Therapist: ST)

脳卒中・頭部外傷・中枢神経疾患などにより、言語機能・音声機能・高次脳機能などのコミュニケーション機能の障害や、摂食・嚥下機能の障害がある方に対して、リハビリ(言語訓練・発声/構音訓練・高次脳機能訓練・摂食嚥下訓練)・指導・支援等を行います。

入院中のリハビリテーションについて

①急性期病棟(2階病棟):急性期一般入院基本料4

入院後や手術後の早い時期から運動機能を低下させないよう、心身状態をみながら医師の指示の下、リハビリテーションを行います。医師、看護師を始め、様々な職種と連携をとり、病気やケガの発症から数日後~1ヶ月程の期間でリハビリテーションを行います。

②地域包括ケア病棟(3階A病棟):地域包括ケア病棟入院料2

2015年に開設した同病棟(33床)でのリハビリは、急性期治療を経過し症状や状態が安定しつつも、すぐに在宅や施設へ退院するには不安がある等、主治医が必要と判断した患者様に対して、専任のリハビリテーション専門職4名が中心となり、対応させて頂いています。日曜日以外の曜日でリハビリテーション業務を行っています。

③回復期リハビリテーション病棟(4階病棟):回復期リハビリテーション入院料2

2008年に開設した同病棟(51床)は急性期治療を終え、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元の状態に近づけるためのリハビリテーションを専門に行っています。1日最大3時間が実施可能で、実働365日の体制(リハビリ専門職20数名の配置)を整えています。

またリハビリ時間だけではなく、起床時から就寝時までの間、食事や着替え、歯磨きや整容、排せつなど日常的な動作も含めた生活そのものがリハビリである、と捉えたサポートを受けることも出来ます。他にも、退院前の家屋調査(実際にご自宅へ伺い、段差解消や手すりの設置等の屋内外の改修の提案を行います)や、退院後に使える介護認定申請のお手伝いや各種サービスの調整等、他職種と連携した在宅復帰に向けての様々な取り組みを行っています。

④医療療養病棟(3階B病棟および5階病棟):療養病棟入院基本料1

上記①~③で行われるリハビリテーションより、実施頻度は低くなってしまいますが、人工呼吸器管理や酸素吸入、経管栄養管理や人工透析が必要な方や、神経難病を患っていたり、緩和ケアの対象となっている患者様等に対して、①~③で向上させた運動機能を低下させないことを主な目的としてリハビリテーションを実施しています。

外来リハビリテーションについて

①一般外来でのリハビリテーション

入院中のリハビリテーションにより、せっかく運動機能が元の状態に近くなったとしても、自宅や施設に戻ってから活動量が低下してしまうと、それまでのリハビリテーションの効果が失われてしまいます。退院後も状況や状態に合わせてリハビリテーションを継続していくことが大切です。

そこで、当科では医師にその必要性を判断された方を対象に「外来リハビリテーション」を行っています。内容は、担当セラピストが個別に対応する徒手治療や運動指導及び、消炎・鎮痛(肩・腰・膝等)を目的とした物理療法(電気刺激装置や牽引器、温熱機器等による治療)となります。契機となる病気やケガがあり、日常生活を行う上で支障をきたしている症状等をお持ちの方は、気兼ねなく外来窓口、リハビリ室受付、地域連携室窓口などでご相談ください。

②小児のリハビリテーション(さくらんぼ教室)

発達が気になるお子様(幼児、小学生)の療育に取り組んでいます。
お子様のことばや発達の事で気になることはありませんか?

  • ことばが遅い気がする
  • あまりしゃべらない
  • 聞こえているか心配
  • 発音のまちがいが多い
  • よく動きすぎて大変
  • マイペースすぎる
  • 集団行動が苦手
  • 学校行事についていけるか心配
  • 不器用 など

以上のようなお子様に関する心配ごとについては小児科外来でご相談下さい。
専任のスタッフ(医師、言語聴覚士等)が対応します。

スタッフ(令和6年4月時点)

  • 理学療法士25名
  • 作業療法士15名
  • 言語聴覚士5名
  • 助手4名